日本一 が3つあるまち

日本一 が3つあるまち

その1:そば畑の面積日本一 「幌加内そば」

 1970年代(昭和40年)代に米の減反政策が始まり、米の代替作物としてそばの作付けが本格的に行われるようになりました。幌加内町の冷涼な気候、昼夜の寒暖の差、日中の気温上昇を穏やかにする朝霧などの自然条件がそば栽培に適していたこと等から作付面積が増え、1980年(昭和55年)に日本一になりました。今では、作付面積が3,200ヘクタール、生産量も2,900トンを超えるほどになりました。
 「幌加内そば」は、地域団体商標の登録を行うなど、日本一のそばの里として、加工品づくりにも力を入れています。

その2:日本最大の人造湖「朱鞠内湖」

 16年の歳月をかけて、1943年(昭和18年)に完成した雨竜第一ダムによって堰き止められたダム湖・朱鞠内湖は、常時満水位までの面積が2,373ha(東京ドーム約507個分の広さ)で、人造湖としては日本一の広さを誇り、周囲は約40km、水深は約40mとなっています。
 人造湖でありながらまるで北欧の湖畔にいるような錯覚をもたらすほど、周囲を緑の自然につつまれ、自然と豊かに調和した美しい景観で、春の満水期、夏の渇水期、冬の凍てつく湖面と、季節が移りゆくたびにその景観は一変します。また、昭和49年には道立自然公園に指定され大小13の島々が浮かぶ湖は独特の雰囲気を持ち、また幻の魚として知られているイトウが住む神秘の湖と呼ばれています。周辺にはレストランや遊覧船、キャンプ場などの施設があり、毎年多くの方が大自然を楽しみに訪れる他、冬季間には結氷した湖でのわかさぎ釣りが行われ、品質の良いわかさぎを求めて多くの釣りファンが訪れます。

その3:日本最寒記録「-41.2度」

 1902年(明治35年)、旭川市で日本最低気温の公式記録、-41度を記録。しかし、その76年後、1978年(昭和53年)2月17日に幌加内町母子里でこれより0.2度低い-41.2度を記録しました。
 気象庁の公式記録の対象からはずれていたため、旭川の記録が公式記録になっていますが、実質的には、幌加内町母子里の-41.2度が誰もが認める日本一の最低気温となっており、2月17日はこの-41.2度を記録したことを記念し、「天使の囁き記念日」として日本記念日協会から正式に認定されています。また、母子里地区にはこの最低記録を記念して建設された母子里クリスタルパークがあり、つららをモチーフとしたモニュメント「クリスタルピークス」の他、管理棟では「日本最寒地到達証明書」を発行しています。