PHOTO CONTEST
蕎麦の里ほろかない フォトコンテスト
主催 幌加内町そば祭り実行委員会
共催 幌加内町・きたそらち農業協同組合・幌加内そば生産者部会・幌加内町商工会
・全国麺類文化地域間交流推進協議会
連絡先 幌加内町そば祭り実行委員会 事務局TEL0165-35-2021
2011年 第6回蕎麦の里ほろかないフォトコンテストについて<結果>
▼コンテスト結果
>>2011年コンテスト上位入選作品
>>2010年コンテスト上位入選作品
>>2009年コンテスト上位入選作品
≫2008年コンテスト上位入選作品
≫2007年コンテスト上位入選作品
≫2006年コンテスト上位入選作品

2011年コンテスト上位入賞作品

◆総 評
応募総数が過去最大、前回の倍、235点。道外からも最多、6名を数え盛況でした。「幌加内の魅力」「新そば祭り」の2部門を「幌加内の魅力」1部門に戻すことによって、グランプリ賞金が10万円に倍増されたことで参加意識をくすぐったようですが、何より事務局のきめ細かい努力によって告知が行き届いた結果だと思います。
 地元の応募者が少なく1割に満たないのが不満です。一瞬のシャッターチャンスが一番あるのが地元に住む人たちです。「こんな景色、みたことあるか?初めてだべ」って気持ちでシャッターを切ってみませんか。今は押せば写る素晴らしい性能のカメラです。押すタイミングを逃さないことだけです。ちょっと早起きして外の空気を吸ってみて下さい。今まで見たことのない景色に情景に魅了されるはずです。それが「わが町の魅力」です。
 最年少はナント9歳の女の子です。応募者の年齢も熟年層を軸に幅が広がり釣ガール、山ガールの後は写真ガールの時代到来を予感させる20代の女性の参加があり、若い感性でベテランを脅かす存在になる日が楽しみです。外国人の応募もあり、視点が興味を呼びました。
 レベルの高い作品が多く、厳選でした。票が割れ、決選投票後でも決着がつかず何度も話し合いました。写真技術はもちろんのこと「幌加内の魅力」が適格に伝わる作品を選びました。

審査委員長 山本洋子
(「北海道味と旅」編集長)


◆講  評◆

●グランプリ「満月の明かりに照らされて」
中唐の詩人、白居易の詩「村夜」の中に「…月夜蕎麦花如雪」
~月あきらかにして蕎麦の花雪のごとし~という下りがあります。月明かりに照らされた蕎麦の花の神秘性を見事に活写した素晴らしい作品です。まさに映像では感じとれない、スチール写真ならでは、の世界です。地元の人も賞賛の声を惜しまないことでしょう。

●準グランプリ「真夏の蕎麦畑」
 あかね色に染まった夕景。目に写った景色を再現するために長時間露光というテクニックを使ったことで、ソバの花もあかね色に浮き出て、美しい世界を表出しています。場所は新成生、8月3日の撮影です。

●準グランプリ「虹色に染まる湖面」
 夏の風物詩、朱鞠内湖の花火大会。「一度で二度おいしい」夏の一夜が楽しめます。花火は見上げるものにあらず、湖面に映る花火と併せて豪華けんらんさが倍加する世界が見事に再現されています。実際に見たら感動はもっと大きくなります。1,000発が2,000発になる様子を連想させ、写真効果の偉力を発揮しています。

●入賞「一瞬の光景」
 ソバ畑を俯瞰するには高台に立つだけでは高さが足りず、より高い峠で、さらに2mの三脚を立てた結果として広がりのある「そばの町幌加内」が切り取られています。左側の道路のくねりが少しあれば、画面に動きが出て面白くなった。その意味もあって、もう少し広角で撮ったらスケール感が出たと思います。

●入賞「春の湖畔」
 早朝のもやの中に浮かぶ一隻のカヌー。吸い込まれそうな、映画のワンシーンを思い起こさせる幻想的な世界です。湖のもつ神秘的な世界を象徴的に表現した、こころに残る一葉です。

●入賞「がんばれ日本!!ど根性」
 場所は幌加内のメーンストリートのド真ん中、交流プラザ前。砕石の間から芽を出し花をつけた、たくましいソバ。そのうしろで4ℓの水をてんびんにして持ち上げる女の子。彼女もまた、たくましい。
 遠い北国から大震災に遭った東北の人たちへの応援の写真メッセージ。力がみなぎってきます。母は強し、娘もまた強し。

●入賞「湖畔の恵み」
 野生動物を得意としている人だけに、エゾシマリスの表情、しぐさがとってもいいですね。リスの幸福感が自然の豊かさを伝えています。他の動物たちとの組写真にすると、環境の素晴らしさ、世界観が広がる効果がありますよ。

●入賞「餅つき体験」
 最大のイベント「新そば祭り」も国際的になりましたね。実にほほえましいシーンで、日本刀を買ってもらった男の子、ブーツをはいたギャルたちと祭りを楽しんでいる様子がよく出ています。多方、初めて杵を持っただろう黒人女性にとって、忘れられない一日になったことでしょう。テントに「新そば祭り」の文字があったら文句なしでした。

●奨励賞
 実に様々な゙表情゙が楽しめました。まずソバ畑。真っ白な花が町じゅうを覆い尽くし、風景を一変させます。日本一の作付面積を誇り、幌加内産はブランドに成長しました。
 「『純白なウエディングドレス』への連想」は素晴らしい感性で、なだらかな傾斜が奥行きの深さと広がりをもたせた最高のビューポイント。裾がふあっ~と広がったウエディングドレスを想像したのがよくわかります。色が変わると何に見えるのか、楽しみです。
 「幌加内そばロード」は、地元審査員を唸らせた一葉です。誰でも肉眼で見ていて、撮れそうだが撮れないアングルです。
 「朝霧に映えるそば畑」は、一瞬を逃がさなかった一葉。朝霧はまだ夜が明けきらない時間に発生するので、もう少し暗い画面になりがちですが、ソバの花の白さもしっかり表現されていて、農家の営みがよく伝わってきます。
 「一本の木が見守るそばの花」は、タイトルがいい。木がなければ平坦なソバ畑で気を引くこともないですが、ドンと真ん中にあることで、画面が引き締まりました。
 雲の動きに見とれて撮影した作品が多い中で、「たなびく雲と花畑」は、空にもそば畑が広がっているようで効果大。タイトルは花畑ではなくソバ畑が正解ですが、花畑と言ってしまうほど感動したのでしょう。手前の影がなければパーフェクト。
 広いソバ畑を強調するために魚眼レンズで撮ったのが「白い恵み」。広がりは出ていますが、空の空間の方が広すぎる。空と畑の割合を逆転させると迫力が出たでしょう。
 「サイロを望むソバ畑」は、ソバの密集度が圧巻です。日本一になるってことはすごいんだ、と思わせます。酪農地帯と違ってサイロが平屋の屋根くらいの高さ。そのバランスがメルヘンな世界を生み出しています。手前の黄色い花をボカシで取り込んだ分量も適量です。
 10月下旬ともなるとソバ畑は赤に染まります。「収穫の後」は、一枚の印象派絵画のようで、家の屋根とサイロの赤がキマッています。場所は政和地区です。
 良いソバに育てるには手入れも大切。「おねえパワー 農を支える」は、雑草取りの一コマ。雑草パワーなんかに負けてないから今があるってこと。
 朱鞠内湖は幻の魚イトウの棲息湖でもあり、釣り師たちの垂涎の場です。「大物ゲット」は3枚組のドキュメント。長さが1mはあろうかという獲物を釣り上げ時は、さぞかし興奮したでしょうね。
 新登場の「水中風船」は、大人よりバランス感覚のいい子供の方が操作が上手です。体験すると引力のこと水力のこと二脚歩行のことなども考えさせられ、成功率が低いだけに得がたい経験になります。
 「夜空に舞う」の美しさ、光るクラゲを想起させます。毎年出かけている、というのも納得です。
 「朝もやの中」は6月20日、初夏とは思えない寒気が伝わってきます。版画のような独特な色彩で独創性の強い作品です。
 「小人たちの集い」の撮影は1月30日、まさに酷寒の季節です。氷と雪が造り出した世界に、ほほえましさを感じました。
 「極寒の御光」は氷点下41.2℃を記録している母子里の冬のイベント「天使のささやき」のモニュメント。光線が暗闇の世界をほのかに照らし、幻想の世界へ誘う空気感が伝わってきます。
 4万人が訪れる「新そば祭り」。雨天決行だから「雨ニモ負ケズ」頑張るスタッフ。何事も成功は裏方次第。宴の後の完璧なまでの清掃。いつも惚れ惚れし、気持ちよく帰路につきます。ありがとう。
 6枚の組写真「みんな未来のそば打ち名人」。そば打ち体験をするとしないでは、そばの味が違ってきます。登場人物の真剣さがすがすがしい。未来のそば打ち名人は、教えてもらっている子供を指していますが、教えている先生が全員高校生というのが幌加内らしい。全員を記録に収めるために6枚になったのでしょう。「ソバ打ち体験」は一般人対象の一コマ。教える方も教わる方も見ている方も真剣そのもの。きっときれいに打てて、おいしかったでしょう。
 「いつもの季節」は、じゃがいもの花。「どっこい幌加内はソバだけじゃないよ、私たちも注目してよ」と言っているようですね。
 今は使われなくなった鉄橋。「遥かなる鉄橋」は川側からの初めてのアングル。左手前の巨石の圧倒的な存在感が、当時の鉄橋の役割に共鳴。これも幌加内の魅力です。

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