幌加内町国民健康保険病院医学生研修医のみなさんへ

当院では、地域医療やプライマリーケアに興味のある医学生や研修医のみなさんに実習・研修をしてもらっています。

医学生は札幌医科大学医学部5年生(2週間)を、
研修医は北海道大学病院、札幌社会保険総合病院、名寄市立総合病院から初期研修医(2~4週間)を定期的に受け入れています。

それ以外でも幌加内での地域医療・プライマリケアに興味のある方は、ぜひご連絡ください!!
(メール:horohospATyahoo.co.jp) ※ATを@に換えてください

北海道の大自然の中での地域医療に触れてみませんか?都会の病院しか知らないと本当の「日本の医療」は語れません!

実習・研修内容

外来(一般内科、小児科、整形外科、禁煙外来など)
人間ドック(腹部エコー、上部消化管内視鏡など)
健診・予防接種(ヒブワクチン、子宮頸がんワクチンなど含)
病棟(医療療養、介護療養病棟)
訪問診療、往診や訪問看護に同行
保健師事業に同行 など
ほかにも希望があればアレンジします!

その他

蕎麦打ち体験(蕎麦打ち4段の事務長より丁寧な指導あり、好評です!)
釣り(幻の魚、イトウや冬はわかさぎ釣りも)?
スキー、スノボ?(町内にスキー場あり) などなど

幌加内町国民健康保険病院学生実習そば打ち.JPG
幌加内町国民健康保険病院学生実習そば打ち2.JPG






食事について

希望者は病院食(1食460円)を用意します
宿舎には台所、冷蔵庫完備(自炊可)です
町内には美味しい蕎麦屋が沢山あります

宿泊について

宿泊費は無料です
病院敷地内に学生・研修医用の宿舎があります
家具・布団・テレビ・風呂・トイレ・洗濯機・暖房完備です


そばうたん会例会.bmp
そば畑.bmp

幌加内について

 日本のフィンランド。そんな表現がぴったりな町、幌加内は北海道の第2の都市である旭川から車で北に1時間の距離に位置する南北63kmの町で人口は約1800人、農業(蕎麦、米)を主な産業としています。冬は雪深く気温は−30℃を越えることもあり、日本最大の人造湖「朱鞠内湖」はワカサギ釣りで賑わいます。
今を遡ること12年前、医師不足に陥った幌加内町が佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)総合診療部に直接交渉し平成9年より佐賀から医師が派遣され、それぞれの医師が2〜3年ずつ勤務しています。平成20年7月からは常勤が3名から2名体制になりましたが、週末は札幌医大地域医療総合医学講座などから医師を派遣していただいています。
 町内には町立国民保険病院(42床)と3つの無床診療所(週に1〜2日診療)があります。入院は平成18年度の医療報酬改定により医療一般病床を維持することができなくなり、現在は医療療養13床と介護療養29床です。外来では町唯一の医療機関として、いわゆるプライマリーケア(内科・小児科・整形外科・皮膚科)と人間ドックを行っています。CTなどはもちろんなく、町立病院から最寄りの2次医療機関までは救急車でも1時間かかります。しかし、小さな町だからこそ病院以外での「生活者」としての患者さんに接することができ、また介護・福祉、行政との連携も取りやすく総合診療、地域医療を実践する場としては最高です。
 またこれからは予防医療、訪問看護・医療、介護部門のさらなる充実が必要と考えています。平成19年度からは病院敷地内を全面禁煙とし、禁煙外来を開設しました。町の行政にも働きかけ、平成19年度より70歳以上の方に肺炎球菌ワクチンの助成(6000円)が開始され、平成20年9月からは公共施設内禁煙も実施されています。平成20年度からは中学生以下にインフルエンザワクチンの全額助成、平成21年4月からは水痘、ムンプス(おたふくかぜ)、ヒブワクチンの全額助成が開始され、平成22年4月からは小児用肺炎球菌ワクチンと子宮頸がんワクチンの全額助成も始まります。これら6種の任意予防接種に対して町が全額助成をおこなっているのは、全国でも幌加内町だけだと思います。
余談ですが、当初は北海道の喫煙に対する寛容な文化には驚きました。若いうちからの教育が大事と思い、町の高校へ喫煙防止の講演も行いました。
このような活動にも力を入れつつも、やはりいままでのような医療費抑制政策では地域医療ひいては地域そのものが崩壊する危険性を感じます。
 しっかり働きながらも、せっかく佐賀から幌加内に来たのに北の大地での生活を楽しまない手はありません。幌加内は日本一の蕎麦生産高を誇っており、町内には美味しい蕎麦屋が沢山あります(お店のホームページで手打ち蕎麦の注文もできます。地域振興も地域医療の一環です(笑))。代々の医師も町内の蕎麦打ちサークル(幌加内そば打たん会)に入り、蕎麦打ち4段の病院事務長の厳しい指導をうけ「素人そば打ち初段」取得をしています。幌加内の蕎麦の味を知ってしまってからは、都会の蕎麦屋で食事ができなくなりました。
また大学病院勤務時には生まれたばかりのわが子に会えない日も多々ありましたが、ここに来てからは毎日会えるようになり幸せを味わっています。幌加内は自然にも恵まれており、春は山菜(採れたての天ぷらが最高!)、秋はきのこが採れ、冬は朱鞠内湖でのワカサギ釣りや町内のスキー場でパウダースノウでスキー三昧です。町内には温泉もあります。また釣り好きには町内の川、湖や車を走らせれば海釣りや鮭釣りも堪能できます。

皆さんもこんな幌加内での医療・生活を体験してみませんか?